はじめまして。かおると申します。ランクバトルシーズン3と2020INC Februaryで使用した構築の記事を書いてみました。ランクバトルでは最終2桁、INCでは最高最終1827となかなか良い成績を上げることができた自信のある構築です!ぜひ見ていってください!
構築経緯
シーズン1でドサイコータス が流行った際に、対策としてヨワシを使い始めたのが構築のスタート。その際にヨワシのポテンシャルを感じ、シーズン2からはトリルエースとして使うことに決定しました。次にトリックルーム張り要因として、特性のおかげで安定してトリルを張りやすいを採用し、その際、このゆびとまれを押せるポケモンもいた方が良いと考えを採用しました。次にヨワシが苦手なギャラドス、ウォッシュロトム、トリトドンなどに強いを採用し、その後環境に多かったバンドリやリザードンに確実にダメージを出せるタスキを入れました。最後にパーティとして重かったカビゴンに強く、苦手だった先発ウインディの選出を抑制できると考えまけんきを入れて構築が完成しました。
個別解説
持ち物:バンジのみ
特性:ぎょぐん
性格:れいせい
努力値:HC252 D4
実数値:152-×-150-211-156-31(最遅)
このパーティの絶対的エースで、雨を降らせてしまえば大抵の水等倍ポケモンは一撃で飛ばせる火力オバケ。さらに耐久もかなりあるためトリルを張れなかった際でも下から動いて押し切ることも少なくなかったです。ドサイコータスを意識して特殊にしましたが、結構鬼火やあまえるが飛んできておいしい展開が多かったです。持ち物は、群れの状態を少しでも長引かせるためピンチベリー。マッドショットは、ジュラルドンへの打点として入れました。
選出率78%(35/45)
技:じゃれつく かげうち つぶらなひとみ トリックルーム
持ち物:メンタルハーブ
特性:ばけのかわ
性格:なまいき
努力値:H228 A252 D28
実数値:159-142-100-×141-90(最遅)
トリル要因のポケモン。もともとこの枠はヤレユータンでしたが、ある程度攻撃力も欲しかったためミミッキュに。ちょうはつが嫌だったので持ち物はメンタルハーブ。このパーティにおいて、バンギラスには強そうに見えてそうでもないため(砂下ダイマバンギにヨワシのダイストリームは半分ほどしか入らず、弱点保険を起動される)つぶらなひとみを連打しながらダイマターンを枯らしにいってその後処理します。
選出率84%(38/45)
技:エアスラッシュ マジカルシャイン くさむすび このゆびとまれ
持ち物:するどいつめ
特性:きょううん
性格:ひかえめ
努力値:H188 C172 S148
実数値:184-×-115-178-135-119
ミミッキュの横に置いてこの指をするはずだったポケモン。実際には、先発ミミッキュの隣は8割方ヒヒダルマになって本来とは違う役割に変わっていきました。火力が欲しかったので途中まで命の珠にしていましたが、急所に当てればいいことに気づき、するどいつめに変更。相手のパーティによっては、トリルは張らずにこいつで全抜きしたりもしました。くさむすびは、トリトドンというよりもミロカロスやブルンゲルを意識しました。素早さはダイジェット1回で最速アイアント抜き調整にしましたが意味なかったです。
選出率62%(28/45)
持ち物:オボンのみ
特性:ふゆう
性格:ひかえめ
努力値:HC252 D4
実数値:157-×-127-172-128-106
ヨワシとの相性が良い便利ポケモン。ヨワシの苦手な水ロトムやギャラドスを倒します。持ち物は何かと便利なオボンのみ。おにびの枠は途中までかいでんぱにしていましたが、バンドリを意識して変更しました。あくびを受けた味方のヨワシに撃つプレイもそこそこやります。サイドチェンジが無い健全なロトムです。
選出率51%(23/45)
持ち物:きあいのタスキ
特性:ごりむちゅう
性格:ようき
努力値:AS252 H4
実数値:181-192-75-×-75-252
普通のようきASこだわりヒヒダルマかと思いきや、きあいのタスキを持たせています。個人的に今回の環境でかなり刺さっていたと感じていて、砂ドリュの攻撃をたすきで耐えてばかぢからをバンギに撃ったり、エルフリザのおいかぜゴクエンを耐えてなだれを撃ったりできます(アイへやなだれひるみは知りません)。どちらの場合も砂ダメ、ゴクエンダメですぐにヨワシに繋げるのも良い点です。つららおとしでなく冷パンなのは、倒しきることができなくても裏のヨワシやミミッキュのかげうち圏内に入れれば良いと考え、命中不安を避けたかったからです(時々凍らせたのはごめんなさい)。
選出率91%(41/45)
持ち物:とつげきチョッキ
特性:まけんき
性格:いじっぱり
努力値:HA252 B4
実数値:207-189-111-×-80-100
一番悩んだ枠。ここまででカビゴンやナットレイの処理がきつかったためかくとうタイプポケモンが欲しく、それでかつ相手のウインディをけん制できる枠も欲しかったです。その結果、ナゲツケサルが条件と一致しました。なぜウインディが嫌だったかというと、初手にウインディを出されてバークアウトやおにびでトリルターンを枯らされるからです。技や持ち物はセジュン氏のものを参考にしました。努力値はどうしようかと思いましたが、トリル下で動く可能性も考慮してとりあえずHAにぶっぱしました。見せポケとしての役割が大きくあまり選出はしませんが、刺さってる相手には出していき、かなりの活躍を見せてくれました。
選出率31%(14/45)
選出や戦い方
このパーティにおける基本的な戦い方は、「ミミッキュでトリックルームを張り、死に出ししたヨワシをダイマックスさせて制圧する」という形です。
基本選出
+
+or
トリルヨワシが通りそうな相手に対しては基本この選出です。ダルマでダメージを稼ぎ、倒れたら裏からヨワシを投げて制圧します。キッスかロトムかは相手のパーティを見て決める感じです。相手に水ロトムやギャラドスがいれば確定で草ロトムを出します。
対バンドリ(ドラパキッス)
+
+or
基本は同じ選出です。相手の初手がバンドリだった場合、ミミッキュはトリルを、ダルマは馬鹿力をバンギ方向に押します。相手はドリュでダルマを倒せると考え、バンギは動かしてくることが多く、この択は通ることが多いです。(偉い人は守ったり、キッスに引いたりしてきます。)後は、トリル下のヨワシで押し切ります。
なお、相手の裏にバンギが控えていたりした場合は、ヨワシはバンギは無視し、隣を殴り続けます。その際、つぶらなひとみやおにびでバンギの火力をそぎながら戦います。
対エルフリザジュラ
+
+or
これも同じ選出です。エルフリザなら、トリル+いわなだれが、エルフジュラルならトリル+冷パンエルフ方向が基本の動きになります。その後どちらかやられたら、ヨワシを出して制圧します。ヤミラミの場合も似たような感じです。ただしエルフジュラに対しては、ミミッキュ集中でトリルが張れないと苦戦を強いられます。
対雨パ
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+oror
あまりはっきりとはしていませんが、トリルを張ってすいすいを逆手にとって戦うことが多いです。タイプの関係上、ロトムが刺さっているのでロトムにダイマを切るのが良いと思います。
対ガチトリパ
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+ or
相手のトリルにただ乗りするため、裏にヨワシを置いておき、キッスとダルマでダメージを稼ぎにいくことが多いです。ただし、トリルを返したいときのために、どこかにミミッキュを置いておくことも多いです。
対トドン入り
選出は決まっていませんが、トリルヨワシが特性よびみずのため通せないので、別の戦い方をします。基本的に刺さっているポケモンを出しながら、臨機応変に戦っていきます。キッスのくさむすびがなんだかんだ役立ちます。
対ナット入り
これも選出は決まっていませんが、ヨワシよりもすばやさが遅く草鋼タイプのナットレイは、ヨワシにとって天敵といえます。トリルは張らずに、ヒヒダルマやナゲツケサルを大事にして戦います。
きつい相手
ようりょくそで上からのねむりごなを撃たれると、対処できるポケモンがいません。唯一草タイプを持つロトムもタイプ相性が最悪なので出せません。避けましょう。なお、スカーフバタフリーも同様です。
・バンドリ+トドン
基本的にバンドリにはトリルヨワシで戦うことにしているため、そこにトドンがいるとそれも難しくなります。この三体にはナゲツケサルが強めなので、ナゲツケサルでなんとかしたいです。
・エルフーン+トドン
やはりトドンがいるとヨワシを出しずらいので、トリル展開はしないことが多いです。その際、相手にエルフーンがいると、追い風で上から殴られ続けるのできついです。
・ダダリン
このポケモンもヨワシに強く、鉄球持ちだったりするとトリル下では太刀打ちできません。キッスやダルマで上から叩きたいですが、相手にトリルを張られると全抜きされます。
・とぐろ催眠ミロカロス
基本的にミロカロスなどのヨワシの技が通りづらい相手は、向こうからヨワシに対しても打点が薄いため、放置して最後にロトムなどで処理するルートをとります。しかし、催眠術でヨワシが眠らされてしまうと暴れきれず厳しいです。ラフレシアなどがきついということからも、「そもそも眠りに弱いパーティ」という問題点があります。
・キュウコンリザ
先発でこの二体を並べられ、ねっぷう+巨大ゴクエンや、ねっぷう+ねっぷうで圧力をかけられるとシンプルに辛いです。一応、ミミッキュとトゲキッスを並べてこのゆびトリルが決まればヨワシで切り返せる可能性はあります。
・電気統一
無理です。このパーティは電気の通りが良すぎるかつ電気への有効な打点が無い(地面技マッドショットのみ)ので、勝てません。あきらめましょう。(INC序盤に当たって負けた)
なお、普通の1~2体くらい電気タイプが入っているパーティ相手なら、対処可能です。
幸い、ラフレシアや催眠ミロ、キュウコンリザにはほとんど当たらなかったです。(ダダリンとは何回か当たりました)
反省
・選出を読まれやすい
パーティを見た時、トリルするポケモンが1体だけで、トリルエースがあきらかにこいつしかいないので、選出を読まれやすかったです。水ロトムやナットレイがめっちゃ選出されてきました。
・眠りへの対抗策がない
ねこだまし持ちが1体くらいは欲しかった気もしてます。
このパーティでどこか変えるとするなら、トゲキッスの枠かなーと思います。でも、どう変えるべきかは今のところは分からないので、意見などあったらぜひお願いします。
パーティの変遷
まとめ
この構築は、シーズン1から結構長い時間をかけて組んできた構築なので、かなり自信があります。INCはわずかにボーダーには届きませんでしたが、次に向けてがんばろうと思います!なお、シーズン4からはキョダイラプラスが流行ると思うので、ヨワシを通すというコンセプトは難しくなるかもしれませんが、また考察していこうと思います。最後まで読んでいただきありがとうございました。
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36-9 途中勝てなかったのが響きました。